とりあえず 50年 生きてみた

普通にまじめに生きるつもりだったのに、なぜかこんな生き方になってしまった。

サラリーマンをサクッと辞めて
夜の酒場のピアニストに転身
からの・・・
金融系システムエンジニアに転身
継続しながらの・・・
リラクゼーション店オーナーセラピスト

ついてきてくれる嫁に感謝の日々です(;´・ω・)

「作者の気持ちを述べよ」という問題について

日本では、古来より直接的な表現を避けることを良しとしてきました。そんな日本の小説を読んで「作者の気持ち」はそんなに簡単に読み取れるものではないと思います。
その昔、ある小説家が自分の書いた小説を問題にした共通一次試験の問題に挑戦して「作者の気持ち」を間違えたというエピソードもあります。


「作者の気持ち」を最も読み取りにくい小説の1つにサンテグジュペリの「星の王子さま」があります。この小説は一読すると「ファンタジーあふれる童話」と思いがちですが戦争を背景にした小説だと聞いたことがあります。


文章や言葉からその人の気持ちを推察するには、その人の歴史を知る必要があります。だから、単純に言葉だけをとりあげてその人の人格をすべて否定するような愚かなマスコミの真似だけはすまいと心に誓うのです。もっと謙虚にその人の真意を理解しようとするとき、理解に至らないまでもそこには信頼関係が生まれるのだと思います。


デイドリームビリーバーという曲があります。もともとは海外の曲ですが、忌野清志郎さんが日本語の歌詞をつけて歌っておられます。この日本語の歌詞は、一瞬「恋人」のことを語っているように感じるのですが、実際は母親を思って作った歌詞なのだそうです。彼の実母は幼少の頃に他界しており、実母のお姉さまに育てられたそうです。「母親への思い」という事実を知って、この歌を聞いたとき・・・涙が止まりませんでした。